9月19日 和歌山県那智勝浦町
ACTIONの山下と藤田が、常々私どもがお世話になっております、島崎さん、佐々木さんと共に台風12号による豪雨災害を受けた和歌山県那智勝浦町で、泥出しのボランティアをしてまいりました。
現地へ向かう途中の景色は大変のどかで美しく、今から被災地域に行くのだという気分にはなかなかなりません。
しかし、氾濫した川の周辺一帯では写真のようにガードレールがなぎ倒されていたり、川からの泥や、ヘドロが周りの家屋、施設の床上に堆積している状況でした。
町役場で、災害対策車両証を受け取り、通行止めの検問を抜けて、現地対策本部へと向かいました。
通行止めにはなっておりますが、通行止めの検問より上流にも多くの家や田畑があります。
しかし、それらがことごとく泥やヘドロの被害を受けておられました。
私たちは現地対策本部に行きましたが、対策本部と言っても、そこ(保育所でした)もおよそ5センチほど泥で埋まっており、まず対策本部作りから行わなければならない状態でした。
私たちは、これまで東日本大震災支援活動で宮城県気仙沼市大島で活動させていただいておりますが、大島に最初に支援物資を送ったのが那須勝浦町であるという縁で、今回は大島から支援物資が送られてきておりました。
今回は大島から送られたスコップや一輪車を使って作業させていただきました。
私どもが作業させていただいたのは実質2時間半程度でしたが、当日は大変な暑さで、現地の皆さんや自衛隊の皆さんのご苦労は大変なものがあると痛感いたしました。
一方、被害報道があまりなされてないためか、私たちが行ったところではボランティアの方の姿がほとんど見られない事に驚きました。
確かに被害地域は東日本大震災と比べて小さな区域かもしれませんが、そこで暮らす人々だけで作業することは、今回私たちが行った泥出しの作業だけでも非常に厳しいと思われました。
帰路についた頃には、台風15号の影響でひどい雨になりました。
SAで確認したところ、私たちが活動した場所には避難勧告が出ていました。
ACTIONとしても、できるだけ早く支援活動を行えるように計画します。
その際にはぜひ皆さんの力を貸してください!
よろしくお願いします!
山下