ACTIONspf311活動報告

action05 活動報告 ?

8/8〜11日の1泊4日の日程で
気仙沼大島へといって来ましたので活動報告をさせていただきます。


今回の活動はゲストに、名古屋を中心に活動されている、アーティストの河村るみさんをお迎えして、子供たちと一緒にビュートレスという遊びを行いました。

ビュートレスというのは
view(見る)とtrace(なぞる)を繋げた造語です。ガラス越し見える景色をなぞったり、プロジェクターから映し出される景色をなぞったりする遊びです。



2日間の活動の内、まず1日目は10時前に大島に到着。毎回、大変お世話になっている、宿泊先の明海荘のお父さんにバスで迎えに来てもらい、1時間ほど島を周遊しました。竜舞崎から見る太平洋や、亀山の頂上から見る大島の景色は素敵なものでした。
また、震災以降の宮城県で唯一、海開きをすることができた小田の浜には平日であったにも関わらず、多くの人が訪れ、賑わっていました!
震災以前は年間34万人もの観光客で賑わっていたという大島。しかし今では、観光客はその1/10にまで減少しているようです。
少しでも早く、以前の大島のような賑わいが戻ってきてほしいと思います。


周遊が終わり、昼食を済ますと
いよいよビュートレスです。
午後1時になり、子供たちもすこしずつ集まり始めました。
1日目のビュートレスでは、大島小学校の1階と3階の教室を使用させていただき、窓ガラスから見える景色を、キットパスという消せるクレヨンを使ってなぞる遊びをしました。

1階ではガラス越しに人がポーズをしている姿を、3階では教室からの眺めを主に、河村るみさんの指導のもと、ビュートレスしました。

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私たちも実際にやってみたのですが、これが案外難しかったです。なぞる角度や見え方によって、ガラスの向こう側の景色は微妙に変化して行くので完璧に一致させることができません。しかしその微妙なズレもどこか芸術的に感じました!

午後3時半、終わりが近付いて来る頃には、とても素敵な絵が窓ガラス一面に描かれ完成していました。子供たちもワイワイと騒ぎながら、楽しそうに窓ガラスをなぞっていました。

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1日目のビュートレスが終わると
子供たちを家に送り、翌日のビュートレスの宣伝を近くの仮設住宅で行いました。

明海荘に戻りお風呂に入った後、夜ご飯をいただきました。明海荘のご飯はとても美味しいので、活動の楽しみの1つです!そして今回は、いつも来てくれるからと、明海荘のお母さんから舟盛りを2つもサービスしていただきました!お母さん、本当に優しくて素敵な方です。ご飯ももちろん、とてもおいしかったです!


食事が終わると、大島小学校の菊田校長先生から、震災から現在に至るまでのお話を聴かせていただきました。
震災当初、気仙沼を救うためにやってきたたくさんの消防車のお話。
学校の子供たちのお話。
津波で流されてしまった家のお話。
トモダチ作戦で大島に来てくれた米軍のお話。
など、たくさんのお話を涙ながらに語っていただきました。
校長先生は本当に、大島や子供たちの事を愛されている方だという事が伝わってくるお話でした。
「あなた達が来てくれる事が、消防車が来てくれた事と重なって見える」
と言っていただいた時は、心から嬉しかったです。


お話が終わると、初日の反省会と翌日の活動についてみんなで話し合い、就寝をしました。

2日目に続きます。