ACTIONspf311活動報告

action05 活動報告?

2日目は、小学校の体育館に、大きな布(縦2m × 横5m)を敷き、そこにプロジェクターで写真を投影し、それをビュートレスしていきました。
投影した写真は、初日の周遊の際に大島で1番高い山である亀山の山頂から撮影したものを用いました。

集合時間の10:00には20人の子ども達が来てくれました。
子ども達と私たち大学生を二つの班に分け、布の半分ずつを分担し、ビュートレスを開始しました。

カーテンを閉め、暗くなった体育館に映し出される大島の風景はとても綺麗で、2階から布に投影されているその光景は幻想的でした。

その投影された布の上に裸足で乗り、それぞれが想い想いの色で大島の風景を"なぞって"いきました。


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プロジェクターの光の向きと自分の体の位置関係を考え、どのようにしたら布に自分の影が写らず書きやすいかを工夫し、寝転がったり、しゃがみ込んだり様々な格好で描いていきました。

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風景をなぞり、その上から色を塗り、1時間30分後には1枚の大きな絵が完成しました。

体育館のカーテンを開け、明るくなった状態で描き終わった絵を見た瞬間は本当に感動しました。

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大島の風景を描き終えると、お昼休憩です。
今回の昼食は、明海荘さんの厨房をお借りしてカレーを作り、参加してくれた子ども達と、前日の告知によって来てくださった大島の方々に振る舞いました。

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以前からお世話になっている小山のおばちゃんや、寿子ばあちゃんも来てくださり、久しぶりにお話をしてとても楽しかったです!
もちろんカレーはとても美味でした!


午後からは、ビデオカメラで撮影していた午前中のビュートレスの光景を投影し、その動画をビュートレスしていきました。

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午前中の静止画とは異なり、動く像をなぞるというのはとても新鮮で、違った楽しみがありました。
像が止まっているうちに素早く輪郭をなぞったり、逆に、動いた像に合わせてクレパスを動かしたりと、普段のお絵かきではまずしない動きの連続で、とても斬新で面白いお絵かきでした。

途中からは、プロジェクターの光を利用して影を作り、その輪郭をビュートレスするという遊びもしました。

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そうして、2枚目の絵が完成しました。

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最後に2枚の絵を体育館の壁に掛け、集合写真を撮りました。

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本当にいい絵だな、と思います。

みんなで一つの絵を完成できたのはもちろんのこと、何よりも嬉しかったのは、子どもたちがとても楽しそうに絵を描いてくれたことです。

満面の笑顔で、時には真剣な顔で絵を描いていく子どもたちの様子を見て、今回大島でのビュートレスを企画してよかった、と心から感じました。


ボランティアの受け入れがストップしている大島で、何か私たちに出来ることはないか、と、手探りの状態で前回の運動会、今回のビュートレスと活動を行ってきました。
そんな中でも"本当に子どもと遊ぶことが支援になるのか"という疑問もどこかにありました。

けれども、初日の夜に校長先生がお話してくださったなかで、
「子どもが笑顔になることが、私たちにとっては復興なんです。」
とおっしゃってくださったのを聞いてそんな疑問や不安はなくなりました。
子どもと近い年齢の大学生という近い立場だからこそ、子どもと遊ぶということは私たちに適しているないことなのではないか。それで子どもたちに楽しんでもらえて、笑顔になってくれたらそれでいいのでは、と感じました。

これからも大島の子どもたちがたくさん笑顔になれるように、活動をしていきたいと考えています。


さいごに、ご多忙な中、今回の企画を快く引き受けてくださり、参加してくださいました、河村るみさん、本当にありがとうございました。
今回の活動一度きりで終わるのではなく、機会があれば是非とも今後もご一緒に活動できればと思っています。
本当にありがとうございました。



次は何をしようかなと今からワクワクしています。

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絶対戻ってきます。
大島。

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