action06「夢コレクション」活動報告
新年を迎えました。
東日本大震災から、早くも2年が経とうとしています。
私たちACTIONは今後も気仙沼市 大島での活動、そして活動拠点である関西でも、あの震災という出来事を風化させないために、活動を続けていきたいと思います。
昨年12月21〜24日の一泊4日の日程で、action06の活動を大島で行ってきました。
活動報告の更新が遅れてしまい申し訳ありません。
今回は初めて、参加者を募集しない形での活動となりました。
代わりに、ACTIONの結成当初から関わっていただいており、
現在は「Life Collection」という会社を立ち上げ、活躍されている
藤田拓秀さん、成松寛さんのお二方に協力していただき
ACTIONspf3.11 × Life Collection
という形での活動、題して「夢コレクション」を行いました。
また、大島小学校で定期的に写真教室を開催している、立命館大学の黒田淳一さん
ロシアから大阪大学に留学にきているレギさんにも協力していただきました。
今回の活動のきっかけとなったのは、大島小学校の菊田校長先生がおっしゃった、
「子供たちに夢を持ってほしい」
という言葉でした。
大島の子供たちは、離島という限定されたコミュニティの中で日々生活しています。
大きくなれば島の基幹産業である漁業を継いでいく、と小さい頃から何となく思っている子供たちも少なくありません。
もちろんそれは素敵な事です。しかし、島の外側の世界に触れ、こんな世界があるんだ！と驚き、そこから何かを感じとってほしい。自分の将来を決める際に選択肢を１つでも多く持ってほしい。という思いを持って活動を行いました。
活動は午前と午後の２部構成で行い、お昼にはお好み焼きの炊き出しを行いました。
１部では
レギさん、藤田さん、黒田さん、菊田校長先生の４人に
お話をしてもらいました。
レギさんはロシアの事を中心にお話をし、子供たちは見慣れないロシアの写真を興味深そうに眺めていました。
藤田さんは自らが世界中を旅した経験をもとに、
黒田さんは大島の方々との出会いをもとに、夢についてお話ししてくれました。
菊田校長先生は大島小学校の児童のお話をした後ACTION代表の神田とギターセッションをし、みんなで歌を歌って盛り上がりました！
お昼はお好み焼きをみんなで食べました。
小学校のすぐそばにある仮設住宅の方々にも配りました。
また、いつもお世話になってい明海荘のお母さんがお汁粉を差し入れしてくれました。
ありがとうございます！
お昼からは３班に分かれて、
夢を１００個書き出す という作業を行いました。
今回は小学生だけでなく、高校生や明海荘のお母さん、寿ん子おばあちゃんまで幅広い年代の方々が参加してくれたので、いろいろな夢が集まりました。
今回の活動は、action04以降に私たちがずっと行っている「子供たちと遊ぶ」という企画とは少し趣旨が違い、「将来の事や自分の夢について少し真剣に考えてみる」という場であったと思います。
最初にも述べた通り、子供たちが将来を決める際に、選択肢の一つまたはヒントになれるような事が今回の活動を通して少しでも得られればいいな、という気持ちで行いました。
子供たちはもちろん、明海荘のお母さんや寿ん子おばあちゃんからも、素敵な夢をたくさん聞く事ができ、大島の人たちの前向きな姿に私たちも元気をもらう事ができました。
今後も私たちACTIONは大島に様々な形で関わり続けていきます。
