ACTIONspf311活動報告

ブラジルのみなさん聞こえますかぁーvol.01

突然ですがACTIONは昨日、
ブラジルの高校生とビデオ通話にて交流をしました。

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現在ブラジルに留学中のひじきこと川部好輝(以前の活動参加者)から

「ブラジルの高校で急に授業をすることになったから協力して欲しい!!」

との連絡があったのが始まりなんですが、
なにしろ直前だったのであまり準備もできないままですが、
授業にビデオ通話にて参加させてもらいました。
その高校では、通年のテーマ学習として「日本の震災、原発事故」を学んでいることから、今回の話が出たそうです。

授業の内容ですが、80人程の高校生(年齢は15前後の子たちでした)が集まった講堂にて
前のスクリーンに僕たちが映り、活動の報告や質疑応答などをする、というものでした。
僕たちが話した日本語はポルトガル語に、子どもたちが話すポルトガル語は日本語に、ひじきが通訳してくれました。
授業の始めには、日本で起こった震災がどのようなものだったのかを伝えるための映像を流しました。
僕たちが自分たちの活動のことや、日本の現状について簡単に話すと、
子どもたちは終始にぎやかに話をし、質問は日本の授業では考えられないほどたくさん出ました。
すべてに答える時間はなかったのですが、質問の一部を挙げると、
・復興は今何%くらい進んでいるのか
・どれくらいの時間が復興には必要なのか
・政府は今回の震災に対してどういう対応をしているのか
・自然災害の多い日本から逃げたいとは思わないか
・福島の近くでは、食べ物に不安はないか
・日本の技術で自然災害をコントロールできないのか
津波を防ぐ技術はないのか
・ブラジルでこんなに大きな災害が起きたらきっといつまでたっても復興しない。復興に必要なのはどのような活動やイベントか
原発事故はいつ収まるのか
etc…
さまざまな視点から本当にたくさん出ました。どれも自分たちにとって答えるは難しいものばかりで戸惑いましたが、
日本人として、また支援させてもらっている者として、
僕たちの思うところをきちんと伝えたつもりです。
うまく伝わってくれていると嬉しいですが、なによりも子どもたちが日本のことに関心を持ってくれていることが伝わってきて、こちらがとても嬉しかったです。

授業の途中で写真撮影大会になったり、前でみんなで踊りはじめたり(笑)、授業も大幅に時間が遅れたり、接続が悪かったり、不手際やハプニングもたくさんありましたが、
とにかくめまぐるしい展開で、あっという間の時間でした。
別のクラスにて2回目の授業も行い、約160人の生徒たちと交流することができました。

 

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「遠く離れた日本の裏側の国からも、日本のことを応援してくれている」ということ。
そのメッセージを僕たちだけが受け取るのはあまりにもったいないので、
日本中で頑張っているたくさんの方に届けばいいな、という想いも込めて報告させてもらいました。
ブラジルの子どもたち、そして授業をリードしてくれたひじき、
本当にありがとうございました!!

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準備の段階でいろいろな人に連絡をしましたが、時間が迫っている中で中途半端なお願いをして迷惑をかけてしまったことがあり、反省しています。また次の機会を作れたらいいなぁと思っていますので、実現に向けてしっかり企画をしていきます。